給水管の内部これは築20年のアパートの給水管の内部写真です。20年のあいだにこんなに錆びが発生してしまうんです。もちろん水が配管から噴き出て、至急直してと連絡が入り修理した時、写真をとらせていただいたものです。
赤水とは?水道水が赤くなる症状です。赤水は見た目にも健康的にもよくありません。この赤水の一番の原因は十数年前まで住宅の水道管として使われていた鉄管がほとんどだと思います。
この鉄管の中にはビニル管が入っているのですが、配管する際に上にあげたり、横にふったりする場合継手を使いますが、その接続部分はネジ加工しなければならず、加工した部分が腐食してサビを発生さます。もっと昔になるとビニル管が入っておらず管内鉄そのものです。
いつも水を使用している場合でも少しずつサビは水の中に溶け出して蛇口から出ているのですが、色が目立たないので気がつきません。ですから長時間使わなかった時や、朝一番蛇口をひねったときに赤水が出てくるのがほとんどです。
最近は材料も進化しており、最近の住宅には架橋ポリエチレン管やポリブデン管等が使われるようになり錆びることはなくなりましたが、家の水道管はビニル管だから大丈夫と思うのはいかがなのもでしょうか。
職業がら漏水修理をよくしますが、長年蓄積された不純物等がふちゃくしていて、管の中はヌルヌルです。こんな水を使っていると思うとあまりいい気はしませんよね・・・。
赤サビの混じった水道水を気付かずに飲んでいませんか?昨今では水源の汚染が進行していることから、水道水には殺菌剤として塩素が多量に投入されています。この遊離塩素は強力な酸化力を持つため、より一層サビの発生に拍車をかける結果となってしまっています。
水道水に赤い色が付けばすぐにおかしいことがわかりますが、少量であれば気付かないで飲んでしまうことがあるかもしれません。
長期間にわたって鉄分を過剰に摂取し続けると鉄過剰症に陥ります。鉄過剰症には循環器への障害や嘔吐・出血といった症状があります。赤水を長期間使用することは体に悪影響を及ぼす可能性があります。
給水管洗浄ってどう?人間が生活するのに、なくてはならない水。毎日使うのもだからこそ安全にはこだわっておきたいところ。特に小さなお子さんのいるご家庭ならなおさらだと思いませんか?
ミネラルウォーターや浄水器の普及などにみられるように、世間の関心は高まっています。しかし水には関心があっても水が通る水道管には無関心という方がほとんどではないでしょうか?普段目に見えない給水管の内部は、時間の経過とともに水アカや赤サビ等の汚れが付着しています。これをこのまま放っておくと赤水、漏水の原因となり健康にも重大な影響を及ぼすことも考えられます。厳しい基準をクリアしている水道水ですが、水道管が汚れていては決して安全とはいいきれないのではないでしょうか。
写真は給水管を切断した時に撮ったものです。中はサビだらけで茶色いですが、手で軽く触るとグレーの塩ビの色が見えると思いますが、こんなに水道管って汚れているんです。
直接水道水を飲まないとしても、食器を洗ったり洗濯したりシャワーあびたり抵抗ありますよね。このような不安を解消するために給水管洗浄をおすすめいたします。